心に「余裕」がないと、イライラしたり、焦ったりします。
その結果、ミスしたり、他人に迷惑をかけたり、ロクなことがありません。
では、「余裕」とはなにか?
私なりに考えてみました。
「余裕」とは何か?
「余裕」とは「ムダな部分」である
と感じています。
「ムダな部分」と言いましたが、非常に「重要なこと」であります。
測量業務でご近所の方々と土地境界線を確認していただく際、
ご近所さん同士で「雑談」が始まってしまうことが多々あります。
昔はこの「雑談」を僕自身、非常に「ムダな部分」として邪険に扱っていました。
だって、時間はかかるし、「土地境界線の確認」というミッションとは全く関係ないし…
と思っていました。
しかし、
しかしです…
この私の「聞く耳を持たない」態度が、実は、依頼者を怒らせてしまった出来事がありました。
「なんであなたは私の話を聞こうともしないんだ!」、と…
この指摘はすごくショックでした。
雑談を「邪険」と捉えていた自分の考えが間違っていたことに気づいたんですね。
それからというもの、特に「雑談」には注力するようにしました。
少しでも不平・不満を喋りたがっている方を見つけたら、「良かったらお話をお聞きしますよ」
と言ってお話を伺うことをするようにしました。
全く境界線やご近所とは関係ない身の上話でも伺うことをしています。
それによって、依頼者や近隣所有者とのコミュニケーションがはかれ、皆さんとの距離が縮まります。
結果、短時間で業務を処理できます。
これって、「ムダ」な時間が与えてくれた心の「余裕」だと思います。
逆に「余裕」がない時こそ「ムダ」なことをするのが良いと言えます。
これは「土地」にも言えます。
土地に「余裕」があるとは、「ムダなスペース」を確保することです。
敷地上にある
・廃品を片づけてみる
・落ち葉を掃除してみる
・雑草を刈ってみる
・思い切って物置を撤去してみる
そうすると、心にも「余裕」がみなぎります。
「ムダなスペース」から「余裕」が生まれ、その余裕に対して幸せが舞い込んでくるんですね。