住まいのお悩み
以前、お友達のMさんとお会いし、ランチをしながら雑談を楽しみました。
その際のお話で、Mさんの「住環境」の話題になりました。
「隣の畑の土ぼこりが気になる。特に風が強いと土ぼこりがうちに入るので、窓が開けられず、洗濯物も外に干せない」
という、住まいに関するお悩みを教えてくれました。
これ、すっごくわかるんです。
実は、以前、農地を測量させて頂いた際、お隣さんと土地境界線の立会を行った時も、
隣人の皆さんは口をそろえて、「土ぼこり」を気になさっていたんですね。
なので、隣地からの土ぼこりを気になさっている方々のお気持ちは、痛いほどよく理解しております。
「悲観」と「楽観」の違い
ここで、フランスの哲学者、アランの言葉を紹介いたします。
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである
人は「気分」に左右される生き物です。
気分の良しあし、気分次第で、見ているものごとを良くも悪くも捉えることができます。
アラン曰く、悲観とは気分(感情)によるものであると言っています。
ということは、その感情に気づき、癒すことができれば少しは楽になることができます。
例えば、
「お隣からの土ぼこりに困っている自分を受け容れ認めます」
という言霊を口にすることも効果的です。
(ひすいこたろうさんの講座や書籍から教わりました)
悲観的な感情を癒すには、否定や非難をしていては何も起こらず、受容することで癒しが起こります。
なので、まずは自分の悲しい感情を受け容れて認めることが大切なんですね。
極端な話、隣人(畑の持ち主)を嫌いでもOKなんです。
嫌いと思う「自分」を受け容れて認めることができるだけで癒されるんですね。
「楽観」は「意識」によるもの
また、楽観は意思(意識)によるものであるので、
良いように捉えるにはどうしたらよいのか、が重要です。
簡単にいうと
「ラッキー」「ツイてる」
と意識して思えるようになれば、楽観視できるわけです。
例えば、
・土ぼこりが発生するのは「風通し」が良い証。
・「風通し」が良い住まいは、そこに住んでいるみんなが健康で心地よく暮らせている証拠。
・土ぼこりは、地球からの素敵な贈り物。
・素粒子レベルでつながっている証
・家族みんなで幸せに暮らせているのは「土ぼこり」のお陰かも!?
・土ぼこりをゴミ扱いするのは辞めてみよう
・雨と一緒で、自然のものだから「仕方がない」、と捉えてみよう。
などなど、工夫次第で楽観視できるわけなんですね。
「住環境」も「人間関係」も完璧はないです。
アランが言うとおり、
欠点は気分なので必ずあります。
欠点はすぐに目につきます。
欠点はすぐに感じます。
それが人間であり、仕方がないことでもあるんです。
いかにそこに気づき、受け入れることができるかどうかなんですね。
自分を受け入れることができれば、他者や住まいの欠点、もっというと世界中を受け入れることができるんです。
「欠点」は強み!?
自分が思う自分の性格で、「欠点」や「弱点」と思い込んでいる人も少なくないです。
例えば
・悲観的
・恥ずかしがり屋
・怖がり
・すぐに落ち込む
・笑われる
・飽きっぽい
・怒りやすい
などなど。
これって、実は「強み」でもあるんです。
なぜなら「強み」に変換が可能だからです。
「悲観的」は、「現実を直視できる能力がある」ってことだし、
「恥ずかしがり屋」は、「謙虚」とも言える。
「怖がり」は、「準備に余念がない行動」をとるし、
「落ち込む」は、「分析眼がある」ってことだし、
「笑われる」は、「ムードメーカー」
「飽きっぽい」は、「新しもの好き」
「怒りやすい」は、「勇気を出す能力がある」と捉えることができます。
自分が思う「欠点」「弱点」、と「強み」は表裏一体!
住環境においても「弱点」は「強み」
先ほどの
「隣の畑の土ぼこりが気になり、窓が開けられず、洗濯物も外に干せない」
というお悩みをご紹介しましたが、
これも「欠点」と捉えていた心が、そうでなくなる方法があります。
ちょっと想像してみてください。
私は今、一戸建ての住宅に住んでいます。
お隣は畑です。
土ぼこりで困っています。
窓は開けられないし、洗濯物は汚れるし…
しばらくすると、畑がなくなりマンションが建ちました。
お陰で、土ぼこりはなくなりました。
しかし、日当たりが悪くなりました。
しかも、今までは窓の向こうは視界が広がっていたけど、マンションでさえぎられて圧迫感を感じるようになりました。
おまけに、人が増えたので、騒音が気になるようになりました。
これだったら、畑のほうが良かったかな…
ほら、ね。
やっぱり「畑」のほうが良かったと思えるでしょ(笑)
まとめ
「欠点」は考え出すと、キリがありません!!
人は足りないところをすぐに見つけて、そこにフォーカスしてしまいます。
なので、大切なのは「今」なんですね。
今、幸せと感じるところにフォーカスしましょうねー
あなたが「今」幸せと感じることって何でしょう?
「悲観」も「楽観」も表裏一体!
「楽観」のほうを楽しみましょー♪